おとと遊撃団・釣行記 |
おとと遊撃団・釣行記
2011年5月21日
釣行した人 : 元帥、大佐
場所 : 日置 平八(夜釣り)
レポーター : 元帥
寒グレシーズンが終わり、釣り師のみなさん、いかがお過ごしでしょうか・・
今季は、おとと遊撃団のメンバーでデカグレを釣り上げた人はいませんでした。
でぇも!魚はグレだけではありません!
今回、大佐がまたまた奈良からやってきたので、デカイサキを求めて平八に夜釣りを決行したのでレポートします!
午後3時から午後11時までの8時間が三倉渡船さんの夜釣りです。
希望により+500円で翌日の朝まで釣ることも可能です。
日が暮れるまで4時間、日が暮れてから4時間、もっとも釣果が期待できるゴールデンタイムを釣ることができるのです!
さらに、三倉さんが言うには
「平八のちょこっと沖でイサキ35センチクラスが入れ食いやで」
とのこと、夜になれば磯からの射程距離に泳いでくることは間違いありません!
大佐:美味しいイサキを釣りまくるで~!!
元帥:よっしゃー!!
今回、日があるうちは尾長狙いで、日が暮れるとイサキ狙いに切り替えることにしました。
日置地方では春になると尾長グレが釣れだします。
ですが・・厄介なことに太陽があるうちは、平八には名物のチョウチョウウオの大群が待ち構えています。
そこで、私たちはチョウチョウウオをかわす作戦を立てていました。
作戦はこうです。
オキアミを自宅で高比重ボイルオキアミにします。
生オキアミと同じくらいの沈降速度にします。
作った高比重ボイルオキアミと生オキアミを半々にして集魚剤といっしょに混ぜて撒きエサを作ります。
こうすることで撒きえさを撒いたとき、高比重ボイルオキアミは硬いのであまりやられず、生オキアミをチョウチョウウオが食べる。
食べにくい高比重ボイルオキアミは下にいる大物に食べていただく。
刺しエサも高比重ボイルオキアミにしてチョウチョウウオをかわして大物を釣り上げる!
頭の中での段取りはこんな感じです(^^)
名付けて「半々オキアミ作戦」!!!
とりあえず、前日の夕方、高比重ボイルオキアミを作ってみました
元帥流、高比重ボイルオキアミの作り方
材料
生オキアミ 3kg
味の素 400g
砂糖 1kg
醤油 200ml
みりん 200ml
水 2.5ℓ
--------------------------------
以上を鍋で一煮立ちさせます。

キッチンでやると怒られるので、大佐といっしょに庭でバーキュー用のやつでオキアミをグツグツと煮ました(^^)
びっくりしたのですが、めちゃくちゃいい香りがしてきました。
大佐:うまそうやな・・
元帥:食べてもええよ(^^)
大佐:じゃあ、一つだけ・・ってそんなわけないやろ!
元帥:・・・・。

大佐のつまらんノリ・ツッコミも出たところで火から降ろして完成です(^0^)/
このまま一晩寝かせると、浮いたオキアミが沈んで高比重ボイルオキアミが出来上がっています。
翌朝、塩水を作って沈めてみたのですがいい感じです。
身はカチカチに締まっていて、チョウチョウウオが中身を吸い取ることは不可能です(^^)
さて、2時過ぎに三倉渡船に到着。
夜釣りのお客さんは6人、河口の白灯台でチヌ狙い、大島でアオリイカ狙い、セイダエモンでイサキ狙いの人がいました。
平八で朝から釣っていた人は3人でイシダイ師とフカセ師でした。
釣れたか聞いてみると
「さっぱり・・・チョウチョウウオがすごいわ!」
と言ってガックシして帰っていきました。
そんなことは百も承知!
半々オキアミ作戦成功なるか・・
そんな感じで日置・平八(夜釣り)おとと遊撃を開始です!

写真 : 平八のベストポイントで支度をする大佐
現場に着くととりあえず撒き餌を撒いてみました。
海面がこげ茶色になるくらいチョウチョウウオがいます。
ダイナマイトがあれば一発ドカンとやってやりたい気分です。
なんとか作戦が成功してくれればいいのですが。

仕掛けを張り気味にしながら沈めますが・・・瞬殺のようです(^^;)
いつも不思議に思うのですが針にオキアミの殻だけがついていて中身がなくなっています。
どうやればこうなるのでしょうか・・・
さらにこいつらは底まで追ってきてエサをとります。
同付き仕掛けで一気に底まで沈めてもこの有様です(同付きで釣ると簡単に釣れます)
次に高比重ボイルにしてみます。
すると・・コッパ尾長、サンノジが釣れました。

2分の1くらいの確立でチョウチョウウオにやられないみたいです。
作戦はなんとか成功のようです。
よし!いける!!
ですが、日が暮れるまでコッパ尾長、サンノジの洗礼を受け続けあえなく轟沈・・・
30cm超えのグレは釣れませんでした・・
でも夜釣りがあります!
美味しいイサキを釣りに来ているのです!
尾長グレはそのうちやっつけるとして、イサキの仕掛けに変更です。
暗くなって電気ウキを眺めるのはなんだかいい気分です。
ですが・・なんとハタンポ空挺団が襲来!!次はお前らか・・・
大佐は沖を釣るためヒラスズキ用のロングロッドでカゴ釣りをしています。
大佐も日があるうちはでっかいサンノジしか釣っていません。
ですが、日が暮れてからでかいのがあたってきました。
3.5号ハリスを3回切られたようです。
その後、8時30分くらいにやっとイサキの35cmを釣りました。
でも本命を釣ったのに不満そうです。
元帥:なんや・・うれしくないの?
大佐:ぜんぜん引かん魚やからな・・
たぶん棚もうちょい下げるとイサキもっと釣れると思うんやけど。
元帥:じゃあ、深くしたらええやん。
俺はカゴ仕掛け持ってないからお前に期待してるんやぞ!
大佐:いや・・この棚でぶち切っていくやつを仕留めるんや!
もしかしたら巨大尾長かもしれんし・・
その後、大佐は4号ハリスにしたようですが・・また切られたようです。
大佐:ムカつく~!
次に5号にしたところでアタリが遠のきました。
ま、そんなもんです。
元帥はハタンポ空挺団をかわすことができません。
こいつらはコサバ、豆アジレベルに馬鹿です(^^;)
小さな電気ウキで力いっぱい遠投してもハタンポ空挺団の攻撃範囲のようでひたすら釣れてきます。
さらに必ず針を飲んでいて・・元帥は心が折れてしまいました。
これはもうお手上げでビールを飲みながら沖にある大佐のウキを眺めていたほうが精神的に楽です。
大佐:あの付近でウキが沈むんや・・まあ見てて。
また潮がいい感じに流れ出したから来るで!
元帥:ほんまかいな・・
と言っていると5号のウキが海中に消しこみました。
大佐:来たで~♪こいつや!でかい!!
元帥:巻ききれ!シモリ多いぞ!!
大佐:うおおお!!!
以前60センチのコロダイをこのロッドで上げたのを見ていたですが、そのとき以上に曲がっているようです。
元帥:がんばれ大佐!!
だいぶ寄ってきましたがまだウキの明かりが見えません。
ドラグが出ているようです。
元帥:出しすぎるなよ!竿立てて踏ん張れ!
大佐:おうよ!
ウキの明かりが見えてきました。
海中をゆっくりと横へ移動しています。
この動き・・でかい!!
そこから何度も締めこんだ後、やっと魚が浮いたようです(^^)
明かりを照らすと・・
元帥:でかい!
大佐:何?
元帥:何って?なにやろ・・尾長!?
大佐:マジでか?
とりあえずすくってみますが足場が高いので重くてなかなか磯へ上げれません。
やっと上げた魚をよく見てみると・・・
肛門から黄土色のウ○チがぶりぶり出ています。
でかいから?なのか、なかなか止まりません!
そうです。イズスミでした(^^;)
大佐が放心状態です。

大佐が釣ったデカイズスミ タモの直径は60cm
元帥:ま、よくがんばったよ。結果は残念な結果やったけど。
大佐:うるさいわ・・なんやねん!のっこみマダイかもしれんと思ったのに・・
その時点で10時15分・・
その後何も喰ってきませんでした。
大佐のハリスをぶちぶち切っていたのはイズスミ重爆撃隊でした。
そのまま終了~!!
今回のお持ち帰りはイサギ35cm、イズスミ67cm(6.2kg)でした。

そう!
イズスミをお持ち帰りしました(^^)
イズスミのすき焼き!おいしいんですよ!
イズスミのすき焼きレシピはこちら⇒http://ameblo.jp/mocki/entry-10467321184.html
今回、微妙な時期でしたが釣ったイズスミが臭くなかったので超美味と噂のイズスミのすき焼きに挑戦しました!
今年は冬が極端に寒く、のっこみ真鯛も始まったばかりだそうです。
イズスミもおいしく食べられると大佐が確信したからです!
お味のほうは・・・・

本当においしい!!!
まったく魚臭くありません(^^)
イズスミの肉は癖のない食べたことのない動物の肉のようです。
魚の肉とは思えません。
さらに、ネギ、ごぼう、豆腐など、イズスミの旨みを吸収してとっても美味しい!!
あっという間に完食しました(^0^)
今回はなかなか良い釣りでした。
これからの季節、夜釣りが大変おススメです(^^)
デカ尾長も泳いでいますよ!