おとと遊撃団・釣行記

おとと遊撃団・釣行記


2011年9月25日
釣行した人 : 元帥

場所 : 日置 セイダエモン
レポーター : 元帥

紀伊半島の台風被害から日置川の水は濁ったままです。
紀伊半島の山は杉、ヒノキの植林ばかりで土砂災害には大変もろい山々です。



昔、植林ブームがあり、山の自然林は伐採され、杉、ヒノキが日本の山の大半を占めるようになりました。
当時は山ころがしと言って、バブル時代の土地ころがしのように山が転売されたそうです。

元帥の父親はきこりでしたので、当時はひたすら自然の木を切り倒して杉、ヒノキを植えたそうです。
昔は木材需要があったのでひたすら植えたのですが、なにせ40年〜60年サイクルですので今の需要が予測できなかったようです。
そう、昔植えた杉、ヒノキは今伐採しても二束三文・・・。
そのため、そのまま放置された杉、ヒノキの山が紀伊半島では大多数を占めています。

これが大問題です!!
土砂災害を引き起こすことは今回身をもって知ったわけですがそれだけではありません。

自然林は命を育みます。
葉っぱは虫を育て、その虫は鳥を育てます。落葉すると土を豊かにし、水を豊かにします。
木の実は小動物を育て、その小動物は捕食者(ふくろう、きつね等)を育てます。
自然林には命のサイクルが成り立っているのです。

ですが杉、ヒノキの山は命を育みません。
杉、ヒノキの山に入ったことはありますか?
なんかひんやりしています。
異質な感じを受けるのは命が育まれていないからだと思います。

元帥の住んでいるところは紀伊半島の山奥です。
そこでは野生生物が畑の農作物を食べに来ます。
彼らの生活圏に食べるものがないのです。
するとその生物は有害鳥獣に指定され、ひたすら捕まえられて殺されてしまいます。

ピンと来ないかもしれませんが、元帥の地元では猿をつかまえて尻尾を持っていくとお金がもらえます。
お金がほしい人はわなに掛けて棒で突き殺したりしています。
鹿、猪もそうです。
現場では目を覆いたくなるようなことが平然と行われています。
同じ哺乳類ですので鉄砲で撃たれて痛いのは人間とまったく同じです。

山々を緑の砂漠にして彼らを常に飢えさせているのは僕たち人間で、野生生物も普通は人間の縄張りには出没しないのですが近年は出没するようになりました。
昔、山が豊かだったときは考えられなかった現象だそうです。
年寄りはみなそう言っています。

最近になって山を自然林に戻す運動が全国のいたるところで起こってきました。
とてもいいことだと思います。

もう一つ忘れてはいけないことがあります。
自然林は水を大変豊かにします。
元帥は現在38歳、小学生のときは川の上流へ行くとたくさんのアマゴがとれました。
川のせせらぎにはアマゴの10センチクラスが群れを作っていたのですが最近は見なくなりました。
川でいくら泳いでも魚はいません。
たまに放流された色の黒っぽいアマゴとアカムツを見る程度です。
川に魚のエサがないのでたくさんの魚は生きていけないのです。
地元の人たちは「川は死んでしまった」と言っています。
虫がいないので川に上から落ちてこないし、土がやせ細っているのでミミズもいません。
水は落葉樹の養分を含んでいないのでプランクトンが育たず、魚の稚魚は生きていけません。
川が痩せると海も痩せるそうです。
プランクトン、海藻が育たたず、魚も育たないそうです。
自然林はとても大切です。

飛行機で国内線に乗ると天気がいい日は山を見下ろせますよね。
単一の色で彩られた山が杉、ヒノキの山です。
どれだけ多いかわかると思います。

さて、本題のセイダエモンの釣行記です(^^;)

三倉さんのホームページを見ると出船しますになっています。
行きたくてうずうずしてきました。

多少濁りはあるでしょうが大洪水の後です。
山の養分が海に流れていますのでプランクトンが元気になり魚も元気なはず!!

仲間はいないですが一人で決行することにしました。

セイダエモンに着くと、やはり多少濁っています。
多少濁っていると魚は良く釣れます。
糸も太くてもいいと言う人もいます。

そこで今日一日、道糸3号、ハリス3号でいくことにしました。
全層釣法で上から下までいろんな大物をゲット!でかいの釣る予定です(^^)









まず最初に心地よく引いてくれたのはヘダイ(^^;)

その後、アイゴの35cm〜40cmがひたすら釣れてきます。
よく引いて面白いのですが竿をガンガンたたいた瞬間またか・・・ってなりますよね。
とにかくアイゴばかり5匹くらい釣ったところで気になるワニ島を見てみると・・

釣っています(^^)
多分グレです。
よし、俺もがんばろうと思いますがやはりアイゴが釣れてきます。
その後サンノジも混ざり始めました。
撒きえさが効いてきたのかな(^^)

コッパ尾長25センチが釣れだしたあと、やっと32センチの口太グレを釣りました。
後ろの水溜りに入れてよし!これから!

セイダエモンにある水溜り(潮たまり)
波が駆け上がってくると引き波といっしょに勝手に逃げていきます


その後アイゴラッシュにまた突入!
とにかく魚のテンションが半端ないです。
チョウチョウウオもびっしりいたのですが自作「超硬ボイルオキアミ」でかわしました。

とにかく納竿3時までひたすら何か釣れました(^^)
超楽しい一日でした。
私の釣果はグレ32cm〜35cm3枚、ヘダイ1枚、イガミ2枚、コッパ尾長多数、アイゴ多数、サンノジ多数、他魚多数でした(^^)

どれだけ波が来ても水溜りに最後までいた魚(^^)
タナに入りやすい性格のようで岩陰から離れませんでした。

帰ってくるとワニ島の人はなんとグレ30〜40cmを19枚も釣っていました。
お見事です!
川口大島でもイシダイが釣れています!
只今日置川が絡んだ磯は良く釣れますよ〜!!!


おしまい


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三倉渡船
日置川河口に船着場があります。とても親切な船長、三倉さんが沖磯に渡してくれます。夏は夜釣りもやってます。

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梅干
和歌山の特産品といえば梅干!釣りの帰りにおみあげ屋さんで梅干を買って帰る人も多いはず・・
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