おとと遊撃団・釣行記

おとと遊撃団・釣行記


2010年8月11日
釣行した人 : 元帥、大佐
場所 : 日置赤灯台
レポーター : 元帥

7月末のことでした。
プルルル・・ガチャ!

元帥 : もしもし・・
大佐 : あ、元帥、8月11日お盆休み入るんで夜釣りに行こうよ。
元帥 : お前、雨男やん・・いやや。
大佐 : そんなに毎回毎回天気は荒れんよ。
元帥 : ん〜、で、何釣るの?
大佐 : 子供に新鮮なイサキの刺身食べさせてやりたいんや。
元帥 : じゃあ、大島か平八に行こうか。


そんなわけで8/11に日置の三倉渡船で夜釣りをすることになりました。
家庭持ちのサラリーマンのつらいところ・・・釣行日を指定して予定を立てないといけないのですが、毎回大佐との夏の釣りは海が荒れます。そして今回も・・


8/10 釣行日前日
ニュースでは台風4号が九州にいる模様・・
三倉さんに電話してみると「外海は無理や・・赤灯台か白灯台なら行けるけど」


やっぱり!大佐は雨男確定です。
仕方ないので赤灯台で夜釣りをすることになりました。


イサキを狙ってフカセ釣りをしようと思ったのですが、作戦を変更しなくてはいけません。
なぜなら内海にはウリ坊はいますが大物は魚影が薄いと思われるからです。
そこで・・


●大佐はカゴ釣りで川の流れに乗せて沖まで流し、約80メートル沖の潮目で大物イサキを狙うとの事です。意地でもイサキを釣る構えです。
●私は足元でイワシのノマセ釣りで、タマミ、フエダイ、ヒラスズキ、もしかしたら5kgクラスのクエ子を狙うことにしました。以前、ここでで70センチのマダイと70センチクラスのヒラスズキを釣りたいだけ釣ったことがあります(マダイは1匹だけです)


この作戦で出陣です(^^)


夕方3時の出船で赤灯台に到着!
釣り人は白灯台に2人、で合計4人だけです。
白灯台でチヌを狙っているのかな?

現場到着後、イワシ、豆アジを釣り始めました。
サビキでポコポコ釣れます。
早速ブクブクをセットして生かしバッカンに入れたのですがなぜかすぐに死んでしまいます。
「あれ?なんで?」
ここで超誤算が発生したことに気づきました。
日置川が増水していて真水が表層を流れています。


生かしバッカンに海水を入れたいのですが真水しか入れられないのです。
イワシ、豆アジは5ヒロで食ってきますので5ヒロ下は海水ですが表層は真水なのです。
イワシが生きていないと足元8m下を泳がせる作戦ができなくなります。
さらに、ヒラスズキは確実に食ってきません!!
なんてこった・・ここへくるときは塩持ってこないと、こういうこともあるんや・・


しかたなく、死んだイワシで夜釣り決行!テンションは最低です。


大佐は川の流れに乗せてカゴを流しています。
だいぶ沖まで流して仕掛けを回収・・
「めっちゃ効率悪いわ!仕掛け回収で疲れるわ。でも・・がんばるしかないな・・」
こちらもテンションは低そうです。

だいぶ暗くなってきました。
暗くなるまでの釣果ですが、大佐はサンノジ2枚、私は仕掛けを投入していませんのでなし。

さあ、本番開始です!!



写真左
元帥のノマセ釣り


写真右
大佐
遠くの潮目がわかりますか?あそこまで仕掛けを流すそうです






ビールを飲みながらの夜釣りは気分が最高です。
予定していた釣りではないですがだんだんテンションがあがってきました。
ここで赤灯台の特徴を言わせていただきます。

風の心配が要らない奇跡の釣り場で、どの方向の風が吹いてもここだけはまったく風がありません。
足元は13メートルほどあって、魚はなんでもいます。
ただ、イシダイ、回遊性の魚、イサキなどはあまりいません。連れる魚は、グレ、チヌ、コロダイ、ヒラスズキ、クエ、その他です。



暗くなってきて大佐が何か釣っています。
ウリ坊とハタンポです。


大佐 : こいつらばっかりや!
元帥 : がんばれや(^^)奈良に帰ったら海はないぞ!



そんなときです。
ノマセの仕掛けにアタリがありました。
残念・・針がかりしませんでした。
死んだイワシですが鮮度は抜群!ここには50センチクラスのクエも結構いますので期待を胸に仕掛け投入です。



その後、大佐が「やっときたで!」と言って仕掛けを巻いています。
上がった魚は・・
お見事!35センチのイサキでした。
やっぱり潮目で仕掛けの流れがなくなるところできたみたいです。
「まだまだ釣るで〜」
テンションが上がっている模様です(^^)



それから30分くらいしたとき、ノマセにアタリがありました。
こんどこそ!あわせを入れるとかなりの重量感!体が持っていかれそうになります。
磯に寝そべって空を見ながら格闘開始です!
でかい!でもこの引き・・エイに似てる・・しかしこんなに引くとなると違う魚の気がする。
とにかくいまだかつてないほど大きな魚です。



大佐 : 棚に入られるなよ!巻け巻け!!
元帥 : おおよ!おりゃあああ〜!!



「パン!!」


元帥 : 何?カミナリ?
大佐 : そんなわけないやろ!巻け巻け!!
元帥 : おお、そうやな!
ぐりぐり・・
元帥 : ああああ〜!!



なんと、竿が折れています。先っぽから1mほどの竿先がなくなっています。
最悪です!
しかし!勝負はまだこれから・・強力な締め付けでグイグイ引っ張るこいつを必ず釣り上げます。それからしばらくの格闘の末、折れた竿でやっと浮かせました。
大佐が魚にライトを向けています。


大佐 : うわ〜!やったな!おめでとう!!!
元帥 : 何?
大佐 : 見たこともないでっかいエイ!
元帥 : ・・・・・・


超最悪です。
人を襲いそうなほどにでかいエイです。
何食ったらこんなにでかくなるんや?


しかし・・竿が折れるとは・・
竿を立てすぎたみたいです。
とはいえ、立てないと自分の体が海面に突き刺さります。
その後は何にもすることはなく、大佐とおしゃべりしながらビールを飲むしかありませんでした。


大佐はその後、大きなボラを釣った後、ハタンポ空挺団の容赦ない攻撃を受け続けました。


大佐 : このハタンポ・・おいしいらしいな・・
元帥 : おとと遊撃団の掟はその魚持って帰ることを許してないぞ
大佐 : そうやな
・・・


そんなわけでお持ち帰りの魚はイサキ35センチ1匹だけでした。
おとと遊撃団の掟では大物以外はすべてリリースです。
イサキはプリプリに太っていたので38センチはある気がしたのですが、帰ってから計ってみると35〜36センチでした。

おしまい

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三倉渡船
日置川河口に船着場があります。とても親切な船長、三倉さんが沖磯に渡してくれます。夏は夜釣りもやってます。

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梅干
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